生きること 暮らすこと

自在に生きていける様になりたい。

カテゴリ: 養蜂





ついにこの時期が来てしまいました。
知らない方もいるかと思いますが、、

この夏の終わりかけの時期からスズメバチがミツバチを襲いにやってくるのです。

ミツバチを飼う時に一つの関門になるのが越冬だと思うのですが、
越冬に望む前にこのスズメバチの襲来を何とか切り抜けないといけないのです。

特に大スズメバチは数匹襲って来ただけで何万匹もいるミツバチの群が
全滅させられることもあるという恐ろしいやつ!!

人間もさされればただじゃ済まないので、気合いを入れて何とか乗り切らねば!!


去年の山内は雨が多かったせいか、大スズメバチの姿はあまり見られませんでした。

大スズメバチは土の中に巣を作るので、雨が多い年は数が減るようです。


虫取り網と粘着シートで何とか応戦してます。





それにしても、大スズメバチのバイクのような羽音は聞くといまだにギョッとしますね、、、
 

突然ですが、男性の皆さん遊んでますか?冒険してますか?
冒険しないとロマンティック貰えませんよ!(ロマンティックあげるよ 参照)



ミツバチは女性の社会

ミツバチを見ていて彼らの生態から教わることって結構あります。ミツバチと言えば働き蜂がすぐに思い浮かぶと思いますが、実は働き蜂はメスでオスは一匹もいません。 

メスとオスの違いはこんな感じ

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メス

●働き者
●針を持っている→外敵と戦える
●ミツロウを分泌できる→巣の建設が出来る
●顔がシュッとしていて可愛い

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オス

●働かない、唯一の役割は交尾(と言われている)
●針を持っていない→外敵とも戦えない
●ミツロウを分泌できない→巣作りが出来ない
●顔がポワ〜っとしている(個人的にはメスの方が可愛い顔をしていると思う)


っとミツバチのオスってなんやねん!ってなる方もいるかもわかりませんが、
オスにも同情を禁じ得ない部分もあります。


ミツバチの社会におけるオス蜂の役割

ミツバチの群れは秋には越冬の準備に入ります。
基本的に冬には花が無くなり、寒さでミツバチも外での活動が少なくなります。
そうすると、花粉や花蜜を調達できません。
そこで、秋に入ると越冬分の食料を巣の中に貯めて行きます。

この時期がオスにとっては受難の時期です。
簡単に言うとゴクツブシであるオス蜂は、巣からメス蜂に無理矢理追い出されてしまいます。
必死に抵抗しても、足を咬まれたりしながら外に引きずり出されます。
あな悲し、基本的にはオス蜂は冬を越せず野たれ死んでしまいます。


遊びを許容すること

じゃあ、オスの存在意義はなんなのか?
大部分の役割は交尾です。(因に、オス蜂は交尾後、性器が体から抜けて死んでしまうようです。)ただ、年がら年中交尾している訳でもなく、交尾をする機会もなく死んでいくオス蜂も少なくないとはず。基本的には、遊んでばっかりの穀潰しの様に思えます。じゃあ、なぜ蜜蜂はこのようなオス蜂を許容しているのでしょうか?合理的に考えれば、交尾のとき以外は彼らの存在はある意味ムダかもしれないのに。

そう考えた時に、私は遊ぶことも重要な役割なのではないかと思います。
きっと、クローン技術が発達して卵子からクローン人間が作れる様になれば、
女性だけでも社会をまわして行ける様になるかもしれません。

オス蜂がいるミツバチの群れを見ているとゴクツブシではあるが許容されている理由は、彼らにとって遊び(生命維持活動以外のこと)を許容することが必要なのではないかと思います。


遊びで生き延びろ

遊びが許容されている社会は豊かだと思います。
そして、そうした中からイノベーションが起こることも少なくないでしょう。遊びから受けた刺激を仕事や生活に持ち込むことも一つのイノベーション(再構築)と言えます。むしろ、遊んでいないことは不真面目なんじゃないか?とさえ思います。さらに、遊びが仕事になったら最高ですね!


常に変化に対応して行けるのは遊びの精神なのだとミツバチを見ながら思うことがあります。

人に会うと時々聞いていることがあります。


「ちゃんと遊んでますか?」




 

ヘアリーベッチって植物をご存知ですか?
マメ科の植物で、雑草の抑制効果もあり、すき込めば緑肥に、ハチミツも採れるかも!?って事なので来春に向けて種蒔きをしてきました。
因に花はこんな感じ。
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今回蒔いたのはこの2種類。

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左の藤えもんという品種は生育、開花が早い(4月下旬頃〜)タイプ、右の寒太郎という品種は開花が遅い(5月上旬〜)タイプ。今回はこの2種類を蒔いて出来るだけ長期間花を咲かせてもらおうという作戦です。

種はこんな感じ。

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ちょっと小さいBB弾位の大きさ。

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右の色の薄いのが藤えもん、左の色の濃いのが寒太郎。

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種の大きさも微妙に違くて、寒太郎の方が少し大きかったです。

山内で蒔かせて頂くのに、畑を起こす作業、種を蒔いたあと覆土する作業が人力だと大変なので、自治振興会副会長の黒川さんにお願いして、手伝って頂けることになりました!黒川さんありがとうございます!!!
早速、蒔いていきましょう!

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黒川さんが写真を撮ってくれました。お気遣いありがとう。

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気分はミレーですよ。気分はね。。。

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この写真微妙に笑ってますけど、なめてたんですが、種蒔き楽しかったです。かなり。
そういえば、生まれて初めてこういう形で種蒔きしました。

そんな中で、色んな気付きがありました。
種を出来るだけ均等に蒔きたいので、出来るだけ遠くに投げる様にすると上手くバラけるなとか。種を蒔きながら、春にたくさん花が咲いて欲しいと願っている自分とか。空中に舞って地面に落ちていく種が美しいなとか。その種が、この後芽が出て成長していく(はず!!)事を考えると今蒔いてる行為自体、非常に希望に溢れたことだなとか。直接地面に植えるのではなくて、一回空中に舞ってから地面にたどり着くのがいいなとか。
とにかく、種を放り投げながら、希望も放り投げている様な気分になって非常に楽しくなってました!

種を蒔いてる端から黒川さんが、トラクターで畑の土の表面だけをかんまして覆土をしていってくれました。

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表面の土だけをかんましてる様子。表面の土だけが上手くかき混ぜられて種が覆土されていきます。

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トラクターのこの後ろ姿が結構好きなんです。何とも言えない風情があります。

この日は、黒川さんのご協力のかいあってスムースに作業を終了しました。

今回、予想を大幅に裏切って種蒔きが楽しかったです。播種の時期ぎりぎりに蒔いたので少し心配何ですが、来春には花をたくさん、花蜜もたくさんになることを願って春を待ちたいと思います!

因に、春に蒔くことも出来るようなのでご興味ある方はこちらもどうぞ!








 

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