生きること 暮らすこと

自在に生きていける様になりたい。

先日、「地域創世に向けての地域イノベーション」を聞きに滋賀県立大学へ行ってきました。

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基調講演の風見正三先生の話が面白く、メモ書き程度ですが以下に。


地域主体で未来を考えて行く。


これはもう既に主流になりつつありますね。
だが、真の意味での地域にとっての幸せとは、それぞれ違うはずですね。
かつてのネコも杓子もアートで町おこしの様なものから脱却していくべきですね。
そして、これからは”暮らし”主要なテーマの一つになって行く様な気がしています。




その合意形成の仕方、過程で「俺は聞いてない」という状況をいかに作らない様にするか。


はい、これ。
わかっていても実践するのは結構難しいですよね。
でも、やはり意識してやって行かないといけないことですよね。
俺聞いてない→隠れて何かやっている→信用できないってなっちゃいますからね。
強い共感を持って聞いていました。
風見先生は、未来を考える時にどうしても先の東日本大震災の経験を抜きには話を進められないご様子でした。
私自身も震災当時、栃木県にいたので、どうしても未来を考える時に震災のことは避けては通れません。



コモンズ commons 社会的共通資本

風見先生の恩師である宇沢弘文先生の言葉。

例として道路や学校などを上げてらっしゃいました。
私は、簡単な話”公共”のことだと言えると思います。
日本人はあまり公共についてちゃんと考え取り組んだことはないのではないでしょうか?
公共とは、公務員の職務だけではありません。
公共とは何か?
これは、地域云々関係なくこれから取り組んで行かなければいけない問いかけだと思います。



「社会的共通資本」としてのコミュニティー


この辺りは震災以降、再び注目されていることですね。
絆、相互扶助、地域の誇りなど。
私、いわゆる田舎には少しは行ったことある方かもしれませんが、
自分の場所に自信を持ってない方が結構いらっしゃる気がします。
地域おこし協力隊としては、この辺りを少しでも変えて行くことが出来ればと思っています。



コミュニティービジネス

適正な利益を求め、社会貢献と経済発展を両立させる。
各地で行われている木の駅などの取り組みもこれにあたるのではないでしょうか?
こういった会社があれば働きたい若い方も多いとか。
収入よりも働き方等の方に重きが置かれ始めてますしね!
選択肢として世の中に増えて行くと未来が少し面白くなるかもしれませんね!

イギリスでは「community NEW DEAL」という言葉があるらしい。
コミュニティーが産業を持つことを指すらしい。



都市はツリー構造ではない
A city is not tree (by christopher alexander) 

都市はセミラチス構造。
だが、実際は都市化が進めば進むほど言語の抑揚がなくなって行き、
多様な物を受け入れ難い、ある意味一神教的世界観になって行くと思う。
絶対的な一人の価値観の世界。
本当の豊かさとは”多様な物が共存できること”だと思う。
今までの都市化は人間に幸福をもたらすのだろうか?

講演の中で森の中にいる時に人間に訪れる癒しにも触れていた。
森の中で子供達といると互いに協力し合っているのを良く目にするそうだ。
以前、ある芸術家が「自然は人間に悪さをさせない」と言っていたのを思い出した。



イノベーションとは再構築だ(ヨーゼフ・シュンペーター)


講演のタイトルにも使われているイノベーションという言葉。
もう、耳にしない日はないという位良く聞く言葉。
革新とかいう意味で使われているが、再構築と聞くとかなり身近に感じてくる。
再構築、再編集。
小さな気付き、小さなTRYが未来を大きく変えて行く力になる。




自分の中で持っていたキーワードを再確認できた講演でした。
ご興味のある方は風見先生の著書を是非読んでみて下さい。
講演中もご自身の本の宣伝をしっかりしてらっしゃいましたし(^ ^


最近、”正に梅雨だね”と田村正和が言ってくれそうなくらいのTHE TSUYUな山内です。
基本、紙がしなしなしています。

家の改修が進み、床張りが始まりました。
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職人さんの仕事を見るのは面白いですよね。

越して来てから少し間が空いてしまったので、自分のミツバチを見に行ってきました。
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新潟からの長距離移動によるミツバチへのストレスを心配していましたが、
どうやら影響はほとんどないようです。
夢中になってミツバチの内見をしていて顔を上げたら、、、

!?

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霧の中にいました。
思わず声が出ちゃったYO!

その後1号線を土山から水口の方へ向かっていると
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向こうの方がほのかに明るい。
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水口の方を見れば空が見えてても、その場で振り返れば、、、
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めっちゃ曇ってます。

「坂は、照る照る鈴鹿は、曇る あいの土山雨が降る」
なんて唄があるくらいですから、昔の人も似た様な形式を見ていたのでしょう。

そんな訳で今、山内は朝夕、霧が良く出る。
今時分と秋頃良く良く出るらしいです。
因に霧は上ると表現するらしいです。

家を直して下さっている大工さんが
「杉がスウーと伸びているとこは良く霧が出る所」
とおっしゃってました。

また、そういう霧の多いとこはお茶の栽培に向いてるとか。
土山茶は有名ですもんね。(こっちに来るまで知りませんでした。すんません。)

霧の中を歩いていて、これって肌にもいいんじゃないかしらと思ってみたり。

お茶以外にもこういう環境に向いてる作物を調べてみようと思っている今日この頃です。
 

家の改修が進んできました。

室内に洗濯機を置く場所がないので、脱衣場の洗面台から配管を引っ張るべく床を剥がすと、、
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床を支えている根太がぐらぐら、、、
そりゃ床が沈んでるワケだ。

やっぱり、古い家の水回りは色々ありますね。

床が落ちていた部屋に床下換気窓を付けるべく、外壁のトタンをグラインダーで切断。
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切り終わる頃にはすり減ってこんなに小さくなっちゃいました。

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垂木も付いてだんだん終わりが見えてきました。

自分で床の張り替えもしたことがあるのですが、今回は職人さんに断られ床張りに参加できないので、
北側和室の床下に防湿ビニールを張ることにしました。
後から床下換気口を付けて湿気対策とする予定です。

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押し入れの下にも敷く為にヘッドライトを付け、床下をホフクゼンシン。
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無事に作業を終了しました。
狭い所は苦手なんでちょっと怖かったですね!

 

先日、環境美化運動があり地域の皆さんと草刈りをしました。
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集合時の風景

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刈り始めて30分後(刈る前の写真を撮り忘れてた、、、)
この後、一服して川沿いの土手を刈りました。
(一所懸命刈ってたら写真撮り忘れてました。)


後日、自治振興会会長と挨拶回りに行ってきました。

その中で、ダイヤモンド滋賀へ伺い、総支配人の方から
「1年目が肝心、2年目からは慣れてしまって段々回りの物が当たり前に見えて来てしまう。
新鮮な目を持っているうちに色んなアイディアを書き溜めておくべきだ。」
とアドバイスいただいたのが印象的でした。


地元の方と上手くやろうとし過ぎると相手の顔色を伺うことになってしまう。
それでは、自分が山内へ来た意味は全くなくなってしまうのではないか?

世代の違い、育って来た環境や考え方の違いは、当たり前。
その違いが新しいアイディアの源泉となる。
自分の中にある感覚も信じてあげないと、あっ、、、、、、、という間に流されてしまうでしょう。


そう考えると地域おこし協力隊の人は、多かれ少なかれそういうことと日々格闘しているんだろうなあと
移住6日目にして感じています。 

今日(7/4)やっとネットがつながりました。
甲賀市の山内に着いた次の日から早々に家の改修に入りました。
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台所の床、北向きの居室の床が落ちているのでそこを改修します。
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ぼろぼろの床をはがしてみると、下の根太は完全に腐っていました。
湿気にやられていたんですね。
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(土間の片付け途中)
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なかなか厳しいですね、、、
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職人さん、自治会長、地元のお二方の力添えのお陰で一通りキレイになりました。
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一服風景。お茶の時間っていいですよね。この写真見ると楽しそうですね(^ ^
作業に戻り、土間を鍬でならしブロックを所定の位置に水平になる様に並べて行きます。
床が落ちた原因である湿気対策でビニールシートをしいていきます。
さらに、風で動かない様に砂を乗せます。
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この日の作業はこれでおしまい。

ちなみに、北側の和室の畳をどかすと、、、
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垂木が腐ってるやんけ〜。
そりゃ畳がぼよんぼよんになるわなあ。

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ご近所さんが差し入れして下さったジュース。
とっても美味しかったです。ありがとうございました!
改修はまだ続きます。
 

いよいよ、新潟を離れ滋賀に移住します。
あんなこと〜こんなこと〜あ〜り〜ま〜した〜。
新潟に来たばっかりの時、新潟ラーメンのレベルの高さに完全にノックアウトされました。
ラーメンにウハウハしながら、
●関東より寒い所でのミツバチの越冬
●猟銃を使っての狩猟
●自分で獲った獲物を自分で捌いて食べること
●真鍮の彫金
等、沢山の初挑戦をすることが出来ました。

こうして振り返ってみるとすべて、周りの方々のお力添えがあって初めてできたことばっかり。
本当にお世話になりました!!!!

そして、今度は滋賀の甲賀市で新しい挑戦をして行きます。
今、32歳ですが、こうやって新しいことにトライできることに感謝しつつ、これからミツバチと一緒に滋賀に向かいます!
ミツバチと移動する模様はまた後日に! 

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