生きること 暮らすこと

自在に生きていける様になりたい。

いやあ、まあね、知らない土地にくれば色々ありますよね。

地方へ移住することに熱い視線が注がれる昨今、誰もが通る道かと。

育った年代、環境が違う人間同士、全く同じ考えのわけないですからね。


大体、人が頭に来るときって 自分の想定していたこと、当たり前だと思ってたことと違うことが起きた時に頭に来ちゃうと思うんですよ。(そういう意味では怒りは戸惑いの一種かもしれませんね。)

そこで、怒っちゃうこともありますが、怒りの感情をそこに挟む前に現実が自分の想定と違っていたことに注目して下さい。

そして、その現実に対して自分がどういう態度、対処をするか決断できると後はその様に対応するだけで良くなります。つまり、その現実に対して自分の肚を決めると言うことです。

 そこまでくれば、怒る必要なんかなくなります。そして、その決断が早ければ早いほど怒りの時間は、なくなって行くのです。

怒りの感情は行動、創作へのエネルギーになる面もありますが、 時間を怒りに使うよりも明るい未来に使う方がいいでしょ!

僕の人生にはもう怒ってる暇なんかないですよ!  

甲賀市地域おこし協力隊の黒田君の企画で、アーバンパーマカルチャーのソーヤー海さんのワークショップが山内で行われました。

参加された方はかなり刺激を受けたようで、いい顔をされている方沢山いました!!

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以下、ソーヤー海さんの紹介(配布資料より抜粋)

東京アーバンパーマカルチャー(TUP)は僕の活動名。僕は愛から与え合いが自然に行われて、みんなが大事にされるような世界にすみたいと強く想っている。それが僕の夢。この夢を実現させるために、パーマカルチャー、共感コミュニケーション、禅、平和活動などを実践しながら広めている。ほしい未来は自分の行き方から。そして、多くの人と心から繋がって、希望の種をどんどん植える。世界中の共生革命家と共に、僕は太平洋沿いでこれからの時代を育てている。

ソーヤー海さんって誰?って人はこちらを見てね。

東京アーバンパーマカルチャー



はい、まあ最先端ですよ。アーバンパーマカルチャー。

アーバンパーマカルチャーについてはこちらを

アーバンパーマカルチャーって?ソーヤー海が語る「

エコでピースでハッピーな都会暮らし」

都会からはじまる新しい生き方のデザイン。 - MotionGallery

アーバンパーマカルチャーを学ぶクラス - greenz.jp 




PermaCulture = Permanent + Agriculture と Permanent + Culture

パーマカルチャーという言葉はPermanent(持続する)とAgriculture(農業)とCulture(文化)の造語だそうです。簡単に言うと自分達の暮らしを見つめ直し、持続可能な暮らしにシフトしていきましょうよということみたい。しかも楽しく。
不真面目に真面目なことを。(ここを強調していました)

(因にCultureの語源はAgricultureです。Agricultureはもともと農業と言う意味じゃなくて土を耕すことを意味していたそうです。文化と言えば芸術、伝統芸能などをすぐに思い浮かべてしまいますが、土を耕すことが語源というのが面白いですね。)

とパーマカルチャーについての説明をした後にアイスブレイクに入るのですが。。。


アイスブレイクタイム

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参加者は、写真の様なポーズに振り付けがつき、歌つきで会場をぐるぐる回っています。そして、初対面の人とコミュニケーションを取ることに!
写真では分かりづらいので動画でどうぞ。



初対面の人も地元のシャイなおじさん達もみんな素直にやってるのがかわいいんですが、何より楽しそう。
これが、ソーヤー海マジックなのか!!

会場の空気が暖まった後はアーバンパーマカルチャーを始めるまでのいきさつを話してくれました。


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ソーヤー海さんの熱さと内容の濃さで、この時の話をまとめるのを完全に拒否したいんですが、ひっかかった言葉だけピックアップしてみます。

・活かし合う関係性のデザイン
・消費者ではなく生産者という意識を持って生きること
(私たちは生まれてから消費者としての振る舞いを徹底的に叩き込まれている)
・自己表現してもいい場所、許される場所
・不真面目に真面目なことをする
・あんまり自分のことを真剣にとらえない



ルールを守る→現状維持


さらに、いわゆる地域おこし全般に言えることもおっしゃってました。
ルールを守る→現状維持にしかならない。現状を変えたければルールをやぶった方が変えやすい!(闇雲にルールを破ることを推奨している訳ではありません。)地域おこし協力隊として活動している人達は、みんな賛同するだろう言葉ですね!?

失敗を恐れずトライすること、失敗しても次ぎにいかせるノウハウを蓄えること、前向きに楽しく挑戦することと言ったとこでしょうか。



傾聴とリフレクション(伝え返し)

初対面の人とペアになり、

・片方は話となり、今までの話の中で感じたこと興味を持ったことを相手に話す
・片方は聞き手となり、その話を”ただ”聞くだけ(傾聴)
・話し終わった(聞き終わった)あと聞き手は話し手に聞いた話をそのまま話し手に話す(伝え返し)
・話し手と聞き手の役割交代をして同じことをもう一度

という事をしました。やってることはただのオウム返しなのですが、ちょっと不思議な気持ちになりました。カウンセリングなどでも傾聴ということは行われていますね。河合隼雄さんもカウンセリング時は殆ど話を聞いてるだけと言うことを本で読んだ覚えがあります。
このワークでの聞き手のしていることは、現実に対して感情や考えを挟まない訓練にもなりそうですね。それが出来る様になると、現在に意識を集中することが出来る様になると想います。瞑想をする時の意識の持っていき方に似ているので、きっと禅の思想から影響を受けた考え方なんでしょう。

英語ですがこんな動画もあります。



これがもう一つ海さんの代名詞「共感コミュニケーション」入り口になるところの様ですが、今回はここまでで次のワークへ。



広場、交差点を妄想する

最後のワークでは4人一組になって、仮想の広場または交差点を設定してどんな場所になったら楽しい場所になるか絵に描いてみるワークをしました。その絵がこちら。
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僕は、結構妄想するのに四苦八苦しちゃいました。


とまあ非常に内容が濃くて、話を聞きながら話の内容以外で気付いたことがたくさんあったのですが、
最後に印象に残った言葉を。

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Be the Change you wish to see in the world.

(あなた自身が、あなたの求めている変化になりなさい。そうすればその変化はすでに起こっている)



はい、人のことああだこうだ言ってないで、自分のやるべきことをやっちゃいます!!

ワークショップ面白かったので、その場で本も買っちゃいました。(サイン付で)
ソーヤー海さん、アーバンパーマカルチャーをもっと知りたいと言う方はこちらもおすすめ!!

都会からはじまる新しい生き方のデザイン
ソーヤー海
エムエム・ブックス
2015-01




 

今までに出会った言葉で最近思い出し事を少し。


うんこ垂れる人間

6年程前、おしゃれメガネロイドのロイドさんがおっしゃっていた言葉

うんこ垂れる人間がどうして人の上に立てるのか?人の上に立つ人ほど、人の下へ下へ行かなければならないんだ。

自分のうんこを人の頭の上に垂らしてないで、人の上に立つ人ほど良くその事を自覚して人の下へ下へと行きなさいというお話でした。僕は、人の上に立つ様な立場ではないですが、今でも時々思い出して自分が少しでもいい気になってないか反省することがあります。



性まぬけ説

性マヌケ説

昔にロッキンオンをうんこをしながら読んでる時にコラムに書いてあった性まぬけ説。文章の内容は細かく覚えてないけど、多いに同意した覚えがある。


性善説、性悪説どっちが正しいかみたいな話がたまにあるけど、僕は断然、性マヌケ説派。


どんなにカッコ付けてたってみんなドジで間抜けなとこあるでしょ。人間だし。だから喜劇があるんだし、悲哀がある。

正しいかどうかじゃなくて、人間なんてもうどうしようもなくカッコつかないんだから(環境について語りながら一方通行の行きっぱなしのことばっかりしてるんだから)、カッコつけようとしてないで腹割っちゃおうよ。どうせ間抜けだよ私たち。



人の上に立とうと思っている時点でマヌケの中のマヌケ。うんこ垂れる人間は人の上に立てません。

そんな人には、この曲を送ります。




自分達がマヌケだと気付くことが賢くなる第一歩なのかもしれない。

先日、小学生と一緒に稲刈りをしてきました。

地元の農家の方の指導のもと稲の栽培から収穫までをされているそうです。
こういった食育ができるのも田舎のいい所ですよね。

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参加者全員、手に鎌を持っていざ稲刈らん!

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あーだこーだ言いながら、みんな楽しそうに刈って行きます。

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ひときわかっこ良かったのがこちらのレディー。
まず腰に稲藁を付けてるとこが最高にかっこいいです。やっぱりこういう時に手慣れてるのを見せ付けられるとシビれますね!


今多くの人が当たり前にできることが文化を見直すきっかけになるんじゃないか?


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刈った稲は6〜8束で稲藁でくくります。指導して下さった方達は非常に簡単にくるくるっとくくっていくのですが、不慣れな我々がくくるとこんな風にはいきませんでした。昔はみんなこうしてたのよとの一言。
誰もが、こうした作業を手慣れた手つきで出来るという事そのものが文化なんだなと思いました。だから、今多くの人が当たり前にできることが文化を見直すきっかけになるんじゃないか?なんてことを考えさせられました。



稲刈りは音楽だ!

稲を刈る時には独特のリズムを感じました。

ワシャワシャ(稲をつかむ)ーザクザクザク(鎌を入れる)

           ザッ(一歩踏み出す)

        ワシャワシャザクザクザク 

             ザッ

   ワシャワシャザクザクザク

                              ザッ

      
       ガサッ(刈った稲を置く音)

※に戻る。


作業に集中すればするほど、作業が手慣れていればいるほどこのリズムがタイトになって行き音楽になっていくのを感じた。こうやって生まれた音楽の萌芽もあったに違いない。一人ほくそ笑んでいるともう殆ど刈り終わっていました。

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刈った稲をコンバインの近くに運びます。

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重い重いと言いながら楽しそうに運ぶ図。

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田に残った稲も残らず集めました。

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稲をコンバインに入れ、残った稲藁を干します。

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一段落した所で、お茶をすることに。作業の合間のお茶のことを一服といい、休むことも仕事の内、次の段取りの為にきちんと休むんだと指導が入る。う〜ん、このことを現代の労働者のどれくらいの人が出来ているのか。。。。。

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出して頂いたお茶。山内に来てから出して頂くお茶はどれも美味しく、改めて土山がお茶どころなんだと思い知る。地元の方に美味しいですねと言ってもリアクションが薄い。この旨さが当たり前になってるんだろうなあ。言っておきますけど、この辺りのお茶本当に美味しいですからね!!こういうものが当たり前に出てくる所は山内の豊かさです。


手刈りの稲刈りを初めてやらせてもらった訳ですが、短い時間の中で音楽や文化を感じることが出来ました。体を動かしながら作業することの楽しさを感じました。









 

豊かさとは、多様なものが存在できる環境のことを言うと思います。

一つの優秀さや便利さ等で満ちることではありません。

そんな環境は脆いです。変化について行けません。



もしあなたが、今、ある社会の中にいて軋轢を感じていて、非常に嫌だと思っているのならちょっと待ってみて下さい。

軋轢がある状況とは、自分と異質なものが存在するから起こるのでそれはある意味豊かさの証拠かもしれません。

そして、その軋轢が嫌なら少し距離を取ればいいまでのこと。
そうすればお互い居心地も良くなるし環境も豊かになる訳です。



ひるがえって、もしあなたが相手を否定し駆逐してしまおうとしているなら、それは環境の多様性を欠く行動かも知れませんよ。

できるだけ、多様な生き物、多様な植物、多様な人間が共存(もしくは、平行して存在している様な状態)していける環境を作ることが、私たちが豊かに生きて行ける道だと思います。

寛容と言うのは〜豊かさ〜やさしさ〜 

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先日、高知県にあるハイレベルなカフェミシシッピーで行われたイベントに行ってきました。

以前、お邪魔した時にこのイベントの事を知って楽しみにしていたのです。
滋賀から高知まで車で約5時間。 関東で育った人間からすると高知まで5時間で行けちゃうのは、ちょっとした感動ものでした。

私たちが会場に到着した頃には、イベントはもう始まっていました。
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ピーターバラカンさんのナイスな選曲の中、腹ごしらえをして一杯飲んでいい気分に。
なかなかこういう雰囲気の場所ってないですよね。日本じゃないみたい。

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め、めちゃくちゃかっこいい。。。。


ここはカフェのオーナーのアトリエ権ギャラリーらしいのですが、空間いっぱいに表現があふれてて、私ごちゃごちゃしてるのは苦手なんですが、こちらの居心地の良さはナニ?
めっちゃ楽しい空間です。完成度高いですね!

そうこうしているうちに、カフェオーナーの藤島晃一さんのライブが始まりました。

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まあ、出音一発で気持ちいいです。もうね、凄い人は一発で持ってかれちゃいますよね。
聴いてる間中、来て良かった〜と思ってました。

ライブ終了後、持って来た寝袋でこの会場で就寝。(←一字一句この通り)

明くる日の祭りの後感も素敵。

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ブルースマンでありフォトグラファー、画家である藤島晃一さんに3つの内どれが本業って区別はされてますか?と聞いてみた所、


特にわけてないとのお返事が。

音楽やってるときは音楽。写真やってるときは写真。絵を描いてるときは絵。
とのこと。

たまに、色んなことやってるけど何になりたいの?と聞かれることがあって説明に窮することがあるんですが、こうやって一人の感性が色んな表現形態を取りながら一つの空間なりものとして昇華されているのをみると、刺激を受けますし、勇気づけられますよね!


いやあ、複数表現がハイレベルでこの空間に溢れていて、とにかく楽しい時間を過ごせました。その楽しさ、自由な空気は日本で味わったものよりも海外で味わった楽しさに似ていましたね。
また、この会場でイベントをされるそうなので、その時が今から楽しみです。
興味を持たれた方は是非行かれてみることをお勧めします!!

 

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